ともくんの独り言

ひとりごと。本の要約。自分の思考まとめに使います。

お金の仕組みを知ろう〜税金の話①(税金とは?、所得税)〜

こんばんは。Tomoです。
メガバンク退職して、コンサルマンになりました。

メガバンク時代は独身寮に家賃1万5千円(水道・光熱費等々込)という破格の家に住んでいましたが、退職を期に一人暮らしをしました。

これがきっかけで、最近FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強を今更ながら始めました。
実は資格を取るのは嫌いで(資格取るより、実務で学んでいくタイプ)、こういう基礎の勉強は疎かになっていたりしています。

たまーにですが、備忘も兼ねてこれもちょこちょこ上げていければと思います。


勉強していて、難しいのがやはり税金で、今日は税金全般の話と、所得税の部分に分けようとおもいます。
(税率は年によってかなり変動するので、説明は省きます)

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税金とは?

国や地方自治体が、みんなの為のサービス・施設を運営するために、みんなから少しずつお金をいただいているものです。
みんなの為のサービスというのは例えば、医療とか教育とかみんなが何気なく無料であったり、安い金額で受けているものです。
一方、みんなの為の施設は、公園や交番や、こちらも何気なく使っているでしょう。
国会議員はこれらの税金の使い道を決める人たちです。
公務員はこれらの税金を実際に使う人たちです。
なので、彼らの給与にも税金が使われています。そう考えると当然じゃないですか?

 

税金の納め方

税金の納め方は大きく「直接税」と「間接税」があります。
それぞれの違いは漢字の通りです。
直接税:納税者(一個人)が直接支払う(例:所得税・住民税)
間接税:納税者が間接的に支払う(例:消費税)

「消費税も自分で払っているじゃないか」と思った私もいるのですが、消費税はあくまでも「国や自治体」に払っているのではなく、小売店に支払っています。小売店がみなさんの分の消費税を納めているのです。

直接税:私→国・自治
間接税:私→小売店(スーパー・コンビニ等)→国・自治
という関係性です。

ただ、大半の方々は、所得税や住民税といった直接税を国や自治体に支払いに行ったことや振り込んだことはないと思います。
実は直接税の支払事務はみなさんが勤めている「会社」がやってくれているんです。

所得税とは?

所得税は聞いたことあると思います。漢字の通りですが「所得に課せられる税金」です。では「所得」とは?というところが今回の話になってきます。

所得とは?

簡単に言えば「収入ー経費=所得」です。
あなたが八百屋さんだと思ってください。朝2千円で仕入れた野菜たちが1日で1万円売れたとしたら、
「1万円(収入)ー2千円(経費)=8千円(所得)」
になります。
「あれ、ってことは所得=利益になる?」と思うかもしれませんが、少し違います。所得には「所得控除」というものがいます。「所得控除」とは所得から引いても良い金額となります。

先ほどは、八百屋さんの例を取りましたが、会社員の方々だと、所得はだいたい以下になります。
「給与(収入)ー所得控除額=所得」
この場合の給与は「額面給与」です。みなさんの手元に入るいわゆる「手取り」というのは、額面給与から、所得税等の税金などを引いた金額になります。
(額面給与→所得が決まる→所得税が決まる)

では、会社員とは別に、アパート収入がある人や、株で儲けている人もいると思います。それ以外にも、所得は色々ありまして、計10種類です。
詳細は省きます。別に覚えなくて良いです。自分が関わる時に勉強すれば良いと思います。
・給与所得:会社員給与
・退職所得:会社員の退職金
・事業所得:自分で事業をしている所得
・不動産所得:家賃収入
・利子所得:預金とか債権の利子
・配当所得:株式の配当金
・譲渡所得:物を売却した時の売却金
・山林所得:自分家の木を切って売却した時(レアです)
・一時所得:本業以外の所得(例:宝くじ)
・雑所得:本業以外の所得だが、複数年にわたるもの(例:公的年金

 

納税方法

直接税である所得税ですが、納税方法が色々あります。
まず計算方法として、総合課税と分離課税があります。

総合課税:所得を合算して、総額に対して課税される
分離課税:合算はせずに個々で課税される

総合課税にできるのは、給与所得や雑所得とか。
一方で、分離課税はさらに2つわかれます。

源泉分離課税:支払時点で所得税が引かれる(預貯金とか)
申告分離課税:確定申告が必要(株式譲渡や不動産売却等)

 

確定申告とは?

確定申告って言葉は聞いたことあるけど、やったことない人が大半かと思います。私もないです。
一般的なサラリーマンの場合「年収が2,000万円以上」の人が対象になります。あとは、副業や不動産収入による所得が20万円を超えた場合なんかが当てはまります。

確定申告で行うことは、所得を確定し、税金の支払い額を確定することです。
「あれ、僕は確定申告やってないのですが、、、」という私含めたみなさんは代わりに「年末調整」を行なっているはずです。

年末調整は、一つの会社に勤めている人の所得を会社が計算してくれるシステムです。
年末調整で申告をしていると思いますが、それが「所得控除(所得から引かれる金額)」です。

所得控除は主に「保険料控除」「配偶者・扶養控除」「住宅ローン控除」あたりが多いかなと思います。
保険料控除は生命保険等に加入し、保険料を支払っている場合に控除されます。
配偶者・扶養控除は家族を養っている場合です。住宅ローン控除はその名の通り住宅ローンを支払っている場合に受けられる控除です。
ちなみに最近だとふるさと納税」なんかも控除対象になります。

年末調整でみなさんはこれらの「控除対象」を会社に申請し、会社がそれらを基にみなさんの控除額を計算します。
そうすると、毎月給料から引かれていた税金と、実際払わないといけない税金に差が生まれます。その差を清算するのが年末調整になります。
(多くの方は年末調整である程度お金が戻ってくると思います)

 

おわりに

長く書きましたが、今日はここら辺で終わりとさせていただきます。

ちなみに今ファイナンシャルプランナー2級の勉強をしていますが、利用しているテキストはこちらです。


今日覚えて欲しいのは、
一般のサラリーマンの方は
「給与ー所得控除額=所得」になり、所得を基に所得税が決まるということ。
です。税金の仕組みを理解すると、「節税」の方法も見えてくると思います(決して脱税ではありません)
また、自分が無駄なお金を払っていないか、改めて確認することができます(例えば、年末調整漏れとか)。

お金の仕組みを知り、これからも自分・家族を守れるように一緒に頑張っていきましょう!