ともくんの独り言

ひとりごと。本の要約。自分の思考まとめに使います。

「AI vs 教科書の読めない子供達」

 

※この記事に対する、意見・批判募集中です。内容もそうですが、文章の書き振りなど練習したくて書いてますので、お願いします。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回紹介するのは「AI vs 教科書の読めない子供達」。

TEDで見ることができる「AIは東大に合格することができるのか?」の詳細を書いた本です。TEDを見て気になったので読みました。

https://www.ted.com/talks/noriko_arai_can_a_robot_pass_a_university_entrance_exam?language=ja

 

 

 

概要

AIって東大に入れるの?

そもそも、この話は著者である新井紀子氏が中心として進めている「東ロボくんプロジェクト」のお話。
AIで東京大学の入試を合格させよう!というプロジェクトですね。

https://21robot.org/

どうすれば、英語の得点上げられるかな?数学は?といった形で、各科目毎にAIに学習させることで、AI技術の発展やAIの問題点、さらには人間の思考について研究しようという一大プロジェクトです。

センター試験(マークシート)→2次試験(記述式)という流れをどのように超えていくか。

センター試験が廃止になって以降もその動向に注目ですね。

 

 

①AIという技術の現状。何ができて何ができないのか。

②読解力のない子供(大人も)が想像以上に多い(やばい!)

AIで東大合格を目指していたら、AIには「読解力」というものがないことに気づく。しかし、人間にも同様に「読解力」がないことも判明し。。

というような内容です。

 

このご時世「AIに自分の仕事取られてしまうんじゃないか」という不安に駆られている人が多いと思います(私も含め)。RPAとかが普及して、なくなる仕事/業務は多くなるはずです。

こういう内容は「10年後の仕事図鑑」とか読んでください。

 

今回のテーマは読解力のない子供(大人)が多いという点です。RST(Reading Skill Test)を通じて判明しました。

 RST例題

RSTの例題から2問紹介します。

1.「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」

  この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまるもっとも適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

  Alexandraの愛称は(  )である。

  ①Alex ②Alexander ③男性 ④女性

 

2.「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカオセアニアに、イスラム教は北アフリカ西アジア中央アジア、東南アジアに主に広がっている」

  この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまるもっとも適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

  オセアニアに広がっているのは(  )である。

  ①ヒンドゥー教 ②キリスト教 ③イスラム教 ④仏教

 

 

1の答えは①で2の答えは③になりますが、みなさまいかがでしょうか? 

個人的な感想として「めちゃ簡単やん」というところですが、正答率としては高校生でも3割くらいの学生が正解とならなかったそうです。

あとは学校の偏差値との相関があるといったことも記してありました。

中学入試難しくない?

確かにと思ったのが、中学入試。小学校の6年間で学んだ基本的な勉強を基にテストを作って優劣をつけるテストですが、文章をしっかり読んで、さらに深くまで考えられる小学生が、優秀な中学に行くんだなと感じました。

電車の中にある日能研の「四角い頭を丸くする」という広告の問題って普通に難しくないですか?算数の問題とか、補助線一本引くとか、何回か作業やっていくと法則に気づくものとかあるし。今(現在26歳、一応大学院出ています笑)でも間違えることもちらほらあります。

 

わからないことがあればインターネットでなんでも調べられる時代に、そもそもインターネットに書いてある基本的なことも理解出来な人が多い。AIに出来ない「読解」も人間が出来なければもうヤバイやん

っていうのが、全体の雰囲気です。

 

解釈

そもそも調べてますか?

ここからは私の意見ですが、

そもそも論ですが、みんなそんなにネットで調べてますか?

 

今の時代、何かわからない問題があった時、ほとんどの事はGoogleで調べれば分かります。

例えばExcelで数字を管理するときに、「こういう計算したい」に対しては、ほとんど数式が準備されているし、されていなくても誰かしらがこれまでに似たような問題に直面して知恵袋に質問したりしています。

これってめちゃめちゃ簡単で、ありがたい事じゃないですか?

 

なのに、会社の上司たちは調べもせずに詳しそうな人に聞きます。詳しそうな人は知っていれば教えるし、知らなかった場合は調べて教え、さらに詳しくなります。

 

こうやって情報の格差が生まれてくるんですね。

 

上述した「インターネットに繋げばいくらでも情報を得られる時代」にも関わらず、インターネットに繋がない人が多いという事もまたヤバイというのが私の見解です。

「なんて調べればいいかわからない」も同様にヤバイです。

 

知識という宝石の山(インターネット)が目の前にあるのに、それを見ようともしない人、宝石の価値が理解出来ない人が多いという感じですかね?

(もっと良い例えあれば教えてください)

 

こういう人が多いからこそ、何か疑問に思った事はすぐ検索して、情報弱者にならないようにしていきたいですね。